無念の途中棄権

東京マラソンに出場しました。
結果
30kmでリタイア。

7:00に会場に着きましたがすでに雨。
ゲートに入場するために、すでに大行列ができていました。
アップはできず
ユニフォームに着替えて
8:20ごろに荷物を預け、
最後のトイレの行列に並び
8:35ごろにAブロックのスタート位置に並びました。

そこからスタートまで30分以上あり、
福岡国際マラソンのゴールでもらったビニールを
身にまとっていましたが
それでも体がだいぶ冷えてしまいました。

9:10にスタート。
天候は雨、気温は5.7度だったそうです。
大勢人がいたので
流れに任せていくと1kmの通過は4’14”
そこからランナーの隙間ができてきたので
3’30”/kmまでペースアップ。

でもそのペースも長続きせず
徐々にペースダウン。
10kmを過ぎて体が冷えてきて
ランパンに挟んでいた手袋を装着しましたが
ユニフォームが冷たく感じるようになりました。

15km地点ですでにペースが大幅に落ちていました。
20km地点では体が冷え切っており
思うように体が動かなくなっていました。
また、時折吹く風が突き刺すような冷たさで、
その風が吹くたびに
ストレスで後頭部がキリキリしたり、
ボーッとしたりしてきました。

24kmで救護所があったので
寄ろうか迷いましたが
あと18kmならジョッグでなんとかいける、と思い
もうタイムは関係なしで完走を目指して
救護所はやり過ごしました。

もう、スロージョッグになっていましたが
なんとか30kmまできました。
あと12km、と思いましたが
体の冷たさと、風が突き刺してくる刺激が強過ぎて
意識を持っていかれそうになったり、もう耐え難くなっており、
腕も振れなくなっていました。
ちょうど救護所があったので
とりあえず、体を拭かないとこれ以上は身体がヤバイ、と思い
迷うことなく救護所に入りました。

救護所では、メディカルの人たちがすぐに対処してくれました。
ストーブの前で
すぐにユニフォームを脱いで
準備してくれたTシャツに着替え
毛布をかけていただき、
その上からビニールで完全防寒し
お湯の入った小さめのペットボトルを5つもらい、
お腹を温めました。
大げさかもしれませんが、その時、救われた、と思いました。
この時感じた暖かさは、まるで「あの世」でした。
メディカルの方々には、なんというか、
子供の頃大熱を出した時に母親に看病された事を思い出すような
手厚い処置をしてもらいました。

それでもしばらく体の震えが止まらず、
「低体温症」と言われ、
正式にリタイアを決断しました。

フルマラソンは、10回以上完走しているけど、
分からないことが多く、本当に奥が深いです。
トレーニングは順調にこなしても、
当日の冷たい雨風で急激に体調がダウンするような、
走ってみないとわからない、そういう競技だと思います。
特にこのレースに向けて、体を絞ってきたので、
脂肪が少ないと、
今日のコンディションには合わなかったのかもしれません。
でも、低体温症がどんなものかわかったし、
今後は天候によって寒さ対策も必要だと感じました。
今回は苦い経験になったけど、
前向きに捉えて次に繋げたいと思います。

5km18’23”
10km36’25”(18’02”)
15km55’17”(18’52”)
20km1:15’12”(19’55”)
25km1:36:40”(21’28”)
30km2:01’19”(24’39”)
その後リタイア。

「無念の途中棄権」への2件のフィードバック

  1. 過酷なコンディションの中、東京マラソンお疲れ様でした。
    レース中の寒さ対策は個人でもやりようがありますが、並んでからスタートまでが長いのは何とかしてほしいところですね。
    しっかり回復されて、また次のレース頑張ってください!

    1. wakaさん、コメントありがとうございます。

      あまり気温が低いレースは経験が少なかったので、
      今回は苦い経験になりましたが、次につなげていきたいと思います。
      これで今シーズンは全て終了です。
      今まで我慢していたものを食べたり、リフレッシュして、また来シーズンに向けて頑張ります。

      またどこかの大会で会いましょう!

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